私の友人には「全ての価値はお金に換算できる」ということを座右の銘としている公認会計士がいます(笑)。私はもちろん全てをお金に換算できるとは思っていませんが、もののとの見方としては面白いし時に役立つこともあるので(例えば、テレビ2時間ぼーっと見ているのは、他のことをしているとするとどれだけお金を損しているか、など)、時々ざっくりと考えてみることがあります。
そこで、ここでは「音痴のままでカラオケに行かないこと」ことをお金に換算します。やり方としては、まず「カラオケに行くこと」をお金に換算します。その後、「カラオケに行かないこと」は逆にそのお金を失う(または得る)ことを意味する、として換算します。
前提
全てをお金に換算するにあたり以下を前提とします
- 1回のカラオケは2時間とします。
- 2時間のカラオケ代金は2000円とします。
- 時間をお金に換算する場合は2000円/時間とします。
恋人とカラオケをする場合
カラオケをする機会
10回/年
カラオケをする効果
デート代の節約
カラオケは他のデートコースよりも安くつく場合が多いのでデート代を浮かせることができます。カラオケ代2000円を使う代わりに、他のデートコースで使う4000円を節約できます。
親密感の増大
彼氏・彼女のリクエストの曲を上手く歌うことで、より親密感が深まり、仲が良くなります。うまくすると結婚に結びつくことも??
カラオケによるお金の収支計算
<お金>
カラオケによる支出:2000×10=2万円
カラオケによる収入:4000×10=4万円
収入ー支出=4−2=2万円
<時間(お金に換算)>
カラオケにいってもいかなくても2時間失うことに変わりないのでカラオケにいったことによる得失はないです。
<その他>
結婚:プライスレス
<収支計>
+2万円
恋人とカラオケをする場合のまとめ
恋人との関係においてカラオケに行っていれば年間2万円得することになるので、行かない場合は年間2万円損することになります。また、カラオケしないことでプライスレスな結婚が実現しない恐れもあります(笑)。
上司とカラオケをする場合
カラオケをする機会
5回/年
カラオケをする効果
上司との関係円滑化による時間節約
会話が増えてより親近感が増えることから信頼もアップし企画書の稟議が承認されやすくなります。これにより、1時間/週仕事の時間が短くなります。よって、カラオケで得られる時間は1×4×12=48時間/年。カラオケで失う時間は2時間×5=10時間。計48-10=38時間を得られます。
病院の治療費節約
気兼ねなく上司と会話できるようになり、それまでぎくしゃくしていた上司との会話によるストレスが減ります。これにより、3回/年の風邪がなくなります。1回5000円の治療費×3=1.5万円/年の治療費を得します。
カラオケによるお金の収支計算
<お金>
カラオケによる支出:2000×5=1万円
カラオケによる収入:5000×3=1.5万円
<時間(お金に換算)>
損失:2×5=10時間
獲得:1×48=48時間
損失ー獲得:48-10=38時間
時間をお金に換算:38×2000=7.6万円
<収支計>
7.6+1.5−1=+8.1万円
上司とカラオケをする場合のまとめ
上司との関係においてカラオケをしていれば年間8.1万円得することになるので、カラオケに行かない場合は年間8.1万円損することになります。
顧客とカラオケをする場合
カラオケをする機会
5回/年
カラオケをする効果
営業成果の向上
何でも話せる関係を築くことができるようになり、時には個人的におつきあいできるまでの仲を構築できます。他社との受注競争時にも、ライバルと甲乙つけがたい時には優先して発注してもらえるようになります。50万円/年の仕事の受注増加。
カラオケによるお金の収支計算
<お金>
カラオケによる支出:2000×5=1万円
<時間(お金に換算)>
損失時間:2×5=10時間
時間をお金に換算:10×2000=約2万円の損失
<その他>
受注増:50万円
<収支計>
50−1−2=+47万円
顧客とカラオケをする場合のまとめ
顧客との関係においてカラオケをしていれば年間47万円得することになるので、カラオケに行かない場合は年間47万円損することになります。
検討結果
これはあくまで私が考えた結果であり、結果は人それぞれになるとは思いますが、部分的にはある程度あてはまる仮説なのではと思います。カラオケすることで実は意外と時間を増やせる可能性があることが分かったのが自分で分析しても面白いと思いました。皆さんもお時間があるときに、カラオケのメリットをお金に換算して、得が大きければ(音痴を克服して)是非カラオケに行ってみて下さい。